クレジットカードをネットで使う場合に心配なのが不正請求です。

これ、いかにもな怪しげなサイトで発生しそうな印象がありますが、実は一般的なショッピングサイトでもいくつか事例が残っています。クレジットカードというのはステータスシンボル的な側面があるので無条件に信用している人もいますが、仕組み上、事故の可能性を0にすることはできません。不正請求というのは、可能性こそ低いけれど、「いつでもどこでも起こりうる」トラブルなのです。

この記事では、運悪く不正請求に遭ってしまった場合の対処法について説明しておきます。

請求取消手続きのやり方

具体的な手順としては、明細に不正請求らしき請求があったら、すぐにカード会社に連絡し、「不正請求があったので請求を取り消してほしい(チャージバックしてほしい)」と伝えてください。
基本的にこちらからやることはこれだけで、あとはカード会社の聞いてくる内容に答えるだけです。

書面の送付を要求される場合もありますが、その場合は、書面を送れば取り消してくれるのか、また支払いをそれまで留保してくれるか、の2点を確認したうえで送れば大丈夫です。

請求取り消しの申請が出された場合、カード会社は請求している店舗に確認をとり、本当にその売り上げがカード所有者によるものかを証明させます。これを証明できない限りは返金となりますので、不正請求の場合、この対応をちゃんとしていれば、金銭的な実害はまず生じません。

カード会社の運営方針を再考する機会になるかも

ただ、たまにカード会社の方針や担当者によって、話がうまく進まない場合があります。
その場合は、消費者センターに状況を話してカード会社に連絡してもらってください。いずれにせよ、こちらに非がないのであれば、最終的には回収できるはずです。

万が一このような状況になった場合は、そもそもカード会社の運営姿勢に疑問が残ります。チャージバックに応じるのは、本来カード会社として当然だからです。
こういうことになった場合、カード会社を変えることも考慮に入れるのもいれた方がいいかもしれません。

備えあれば憂いなし!クレジットカードの事前管理

以上が対応方法となりますが、事前の注意点として、クレジットカードはちゃんと管理し、明細は確実に確認するようにしておいてください。
不正請求からあまりに日がたちすぎたり、カード自体がどこへいったかわからないという状態だと、管理の不備を問われて受け付けてもらえない可能性が出てきます。

もちろん、不正請求自体はめったに起こるものではないですが、それ以前にクレジットカードはそれ自体が「取り扱い注意!」なものであることをお忘れなく。

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