こんにちは、雪月堂です。
この前睡眠系ヒーリング音楽のお話をしたので、
この手のCDでは話題にされることが比較的多い
『究極の眠れるCD』(メンタル・フィジック・シリーズ)の感想を述べたいと思います。
あくまでも私の個人的な体験談であることはご了承ください。
結論だけ先に書いておくと、少なくとも私には合いませんでした。
まず概要から説明すると、この『究極の眠れるCD』は2002年に発売され、
睡眠系の音楽を扱う雑誌記事などでは非常によく見かける一枚です。
記事によっては、眠れるCDの本命!とまで持ち上げているものも散見されました。それだけに、CD店で見かける頻度もかなり高めです。
ヒーリング音楽としては、
水音(雨か川の流れのような音)をバックにしつつ静かな音楽が流れ、
それが徐々に波のような音のみになっていくという流れになっています。
この流れは、監修をしている医学博士によると、
大脳生理学に基づいて脳波をアルファ波→シータ波→デルタ波という流れで導き、
自然な形で睡眠に入れることを意図しているそうです。
さて、ここからは私の感想です。
最初のうち流れる音楽は、音楽単体としてはこの手のCDとしてはありがちなもので
それ自体の魅力は感じませんでしたが、聞いていると確かにリラックスはできました。
ただ、問題はリラックスできるだけで終わってしまったこと。
つまり、眠りにまでは入れなかったのです。
このCD、音楽部分は比較的この手のCDにしては短く、
波音のパートがかなり長めに尺をとっているのですが、
大して眠くならないままこのパートに差し掛かってしまうんです。
そうなるとむしろ、「やばい、まだ眠くならない!」とかえって焦ってしまうという・・・
もっとも、私はもともと子供のころから入眠がかなり悪く、さらに焦りがちな性格なので、
その辺は確実に影響していると思います。
ですから、あまり一般的な意見ではないかもしれません。
ただ、他の記事でも触れたとおり、
本当に眠れずに悩んでいるなら、素直に医者に行った方が確実でしょう。
どちらかというと、
普段からある程度は眠れているけど、もっと質をよくしてみたいという方が、
純粋に気持ちのいい眠りを過ごすために使うと有用なのではないかと思います。
それにしても、こういうCDが一般の雑誌でまで紹介されるとは、それだけ悩んでる人が多いってことでしょうね。本来気持ちのいいものであるはずの睡眠が悩みの種になってしまう時代…なんというか、皮肉としか言いようがないですね。
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