オヤジ系週刊誌の王道に乗っ取ったラブラブ人妻もの『今宵、妻が。』 公開日:2018年9月4日 コミック・アニメ感想(恋愛・萌え) 漫画家っていう職業の方々は、その得意分野に関わらず、ある程度の活動歴を経るにつれて画風や作風に変化が生じてくるものです。 その結果「やべえ、こんな作家さん何で見過ごしてたんだ」となる場合もありますし、逆に「昔はよかった… […] 続きを読む
暴走する自意識 『地下室の手記』のヤバさとは 公開日:2018年9月4日 書評(フィクション・アート) 壊れてしまった人間を題材とした小説は、国内・海外を問わず数多くみられるけれど、その究極ともいえる作品がある。 それが、ドストエフスキーの『地下室の手記』だ。 『罪と罰』などの代表作に至る、作風の転換期に当たる作品と位置付 […] 続きを読む
理屈では理解できない 『人間失格』というマイナスの雄叫び 公開日:2018年9月3日 書評(フィクション・アート) 「若い頃に読みたかった」と言われる文学は多い。 感受性が豊かな時期だけによりのめりこめただろう、という意味で。 確かに、自分を顧みても、これはその通りだ。若い頃に読んだ本というのは、そりゃ気に入ったものもあればハマれなか […] 続きを読む
ミッドナイトシアターの現代的アレンジ?『サタノファニ』 更新日:2020年8月1日 公開日:2018年9月3日 コミック・アニメ感想(恋愛・萌え) このブログで扱った作品には本来お色気作品ではないのになぜか色気を感じるという類のものが結構ありますが、その逆の作品というのももちろんあります。 つまり、明らかにお色気を意識しているのに、なぜかそっち方面では食指がうごかな […] 続きを読む
実用性は高いが…コミュニケーション術『じじいリテラシー』に感じる後味の悪さ 公開日:2018年9月2日 書評(ノンフィクション・実用) 「上司に気に入られないと会社ではうまくいかない」。 これは、企業という組織に属す以上はやむを得ないことだけれど、実際にはコレが難しい。 頑張っているつもりなのに、上司の目が、それどころか周囲の目までがみるみる厳しくなって […] 続きを読む
『Withyou』に見るコンセプトの整合性という問題 公開日:2018年9月2日 コミック・アニメ感想(恋愛・萌え) 作劇をするうえで、王道パターンというのは、うまく使うならこれほど威力のあるテクニックはありません。 やはり王道と言われるには、それだけの理由があるわけです。 ただ、だからといって、王道であればそれだけでいいというわけでは […] 続きを読む
桜玉吉描く迫真のお色気 『御緩漫玉日記』のじっとりした日常 更新日:2020年8月1日 公開日:2018年9月1日 コミック・アニメ感想(その他) 桜玉吉という人は思った以上に画風が広く、かわいい絵からリアルな絵、果ては前衛芸術ばりにぶっ飛んだ絵まで様々な絵柄を使いこなしています。 そんな広い画風の中で、意外と使っていないのがお色気系です。 女性の作画技術自体は非常 […] 続きを読む
万葉集の人間臭さを浮き彫りにするリアレンジ詩集『SONGS OF LIFE』 更新日:2020年5月21日 公開日:2018年9月1日 書評(フィクション・アート) 高校時代、私は古文という科目が苦手だった。 それ以上に、面白みが感じられなかった。 言葉の違いはとりあえず置いておくとして、それ以前に内容に魅力を感じなかったのだ。 今考えてみれば、学校で習う古文は、その知識を身につける […] 続きを読む
マネジメントがもたらす失笑モノの喜悲劇 公開日:2018年8月31日 書評(ノンフィクション・実用) 「現場の人間」という言葉があることでもわかるように、実際にビジネスに携わる従業員とそれを管理する従業員の間には、大きな壁がある。 往々にして、両者はお互いにあまりいい感情を持たないものだけれど、現在多くのケースで管理する […] 続きを読む
悪ふざけのハズが…映画化まで成し遂げた伝説の作中作『ラブラブLOUTE21』 更新日:2020年8月1日 公開日:2018年8月31日 コミック・アニメ感想(その他) ゲーム雑誌といえば、まず思い浮かぶ最大手が「ファミ通」でしょう。 このファミ通、今でこそ割と上品な総合誌という趣ですが、初代ファミコン時代はかなりはっちゃけていて、紙面構成もいい意味で無秩序でした。 そんな当時のファミ通 […] 続きを読む